テトリスの将棋ブログ

将棋に関する記事を投稿するブログでございます

同じ戦型ばかりのプロ棋界、みなさんどう思いますか?

どうも、PCよりスマホから記事を投稿した方が、アクセスがなぜか伸びるという謎にいつも戸惑っているテトリスです(・ω・)

 

さて本題ですが、昨今のプロの将棋界は角換わり腰掛け銀の全盛期、タイトル戦では半分近く採用されてるんじゃないかと思うくらい、角換わり腰掛け銀をよく見ます。親の顔よりよく見る戦法とまで言われるほどであります。

 

ところで皆さん、同じような戦法ばかりプロ間で指されていることはどう思いますでしょうか?私はプロの先生方には申し訳ないですが、何か物足りなさを感じたりしています。

 

プロ棋士ももちろん自分の生活がかかっているので、勝率の高い戦法を採用するのは当然かもしれませんが、序盤は毎回のようにソフトで研究された手の通りに進んで途中まで同じ進行、あとは中盤に入ってからお互いが研究してきた手を繰り出しあって勝負という展開がほとんどで、棋士の個性があまり感じられない時代になってきたような気がします。

 

昔の棋士であれば、例えば大山先生といえば四間飛車で受け潰す棋風であったり、加藤先生は対振りには棒銀、升田先生の升田式石田流や、最近の棋士でしたら藤井先生の藤井システムのように、強い棋士達は自分の個性を戦法として表現してたように思います。場合によっては自分の名前のついた戦法名や囲いがついたりして

います。

 

最近の将棋界はどうでしょうか。最新定跡の研究に追われて、勝利を優先するあまりに、自分の個性を盤上で表現出来てない棋士が多いような気がします。菅井先生のように、序盤作戦での新手にどんどんチャレンジしていって欲しいなと思います。

 

またそういった個性の強い棋士にこそ、ファンは魅力され、応援したくなるんだと思います。

例えば捌きのアーティストと呼ばれる久保先生や、千駄ヶ谷の受け師と称される木村先生、鋼鉄の受けと称される森内先生など、序盤に限った話ではないですが、自分の棋風を盤上で表現することで、人気・実力共にトップ棋士になっていったのだと思います。

 

とにかく角換わり腰掛け銀のブームが早く終わって、棋士の個性溢れる独創的な戦法が数多く見られる時代が来て欲しいなと願っております( ˘ω˘ )